あなたはバンダ、わかりますか?バンダレスの練習から抜け出す方法

日頃、ヨガを教える中で気が付いたことがあります。
それは、多くの方の「お腹がゆるゆる」であること

オンラインクラスなどで他の方を観察していても、
だいたい以下の構図に当てはまります。

  • 柔軟性が高い → もれなく筋力がない
  • 柔軟性が低い → 全体的には筋力がある方だが、体幹部の筋力は少ない

「柔軟性が高く、かつ体幹部の筋力(剛性)がある人」には、
ほぼ出会ったことがありません。

謎の言葉「バンダ」の正体

ヨガのクラスでよく、「バンダを引き上げて」という声を聞きますよね。
バンダとは、「体幹の剛性を維持する時に力が入るスポット」の
ことだと私は考えています。

しかし、これを体感するには、
まず「体幹部の筋力ならびに筋出力センサー」を養う必要があります。

筋力並びに、筋出力センサーが機能していないのに
「バンダを感じろ」というのは無理な話です。

けれど、ヨガの現場では「バンダ!バンダ!」と連呼されます。
いやいや、「その前に体幹の筋肉を鍛えて、
筋出力センサーを使えるようにする方が先でしょ!」と、
最近強く思っています。

「ヨガだけ」では体幹の剛性は身につかない

ヨガをしている方の多くが、体幹部がふにゃふにゃだとしたら。
ヨガだけをやっていても、体幹の剛性は身につき辛いのではないでしょうか。

身体に対して非常に関心があり、
「安全な使い方はこうだ!体幹の剛性だ!」と解剖学的に
理解されている方は身につくかもしれません。

しかし、大半の方はエクササイズの一環として、
先生のポーズを「見よう見まね」でやっているに過ぎません。

さらに言ってしまえば。
ヨガの先生はもともと「ラキシティ(関節が柔らかすぎる性質)」を
持っている方が多いです。

一般ピーポーの我々が、柔軟性だけで
先生と同じポーズを真似するのは、
はっきり言って危険です。

ヨガにおいて、柔軟性と並んで「体幹の剛性」は必須です。
これは私が試行錯誤した中で得た、1つの結論です。
もしヨガで身につかないのなら。
他のエクササイズでちゃんと補うべき
です。

アシュタンガヨガで怪我が多い理由

アシュタンガヨガで怪我をする人が
多い理由は非常にシンプルです。

「体幹の剛性がないまま、闇雲に高負荷なポーズをしているから」
に過ぎません。

もしあなたが、前鋸筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋を
「使えている感覚」があり、
かつ体幹の剛性を一定期間保持できるならば。

常時その状態でアシュタンガヨガをしてみてください。
最初の太陽礼拝だけで、相当キツいはずです。

もし「その筋群を使える感覚がない」ならば、
ただポーズの形をなぞっているだけかもしれません。

「いやいや、アシュタンガヨガは『動く瞑想』なんだから、
筋肉より止まらずに動くことが大事でしょ!
アライメントのことばかり考えてたら瞑想効果はないでしょ!」
という意見もあると思います。

しかし、私は言いたいです。
アライメントを無視して毎日関節に負荷をかけ続けたら、
確実に怪我しまっせ。
怪我したら、動く瞑想どころの話じゃないでっせ。

多くの人が練習する順番を間違えている

ヨガの練習において、多くの人が以下の順番をたどっています。

❌ 【怪我が発生する順番】
ヨガの動きをする → 瞑想効果 → 怪我をする → アライメントを直す

⭕️ 【正しい順番】
アライメントを構築する → ヨガの動きをする → 瞑想状態に入る

ただ、「正しい順番」で練習するのは、
実際かなり難しいのも事実です。

野球に例えるなら、
最初のうちはずっとピッチングやバッティングの
フォーム(アライメント)だけをチェックされていて、
なかなか試合(ヨガのポーズ)に出させてもらえない状況。

多くの人が「そんなフォーム練習はいいから、
早く試合に出させて!」と思うでしょう。

推奨する「折衷案」

そこで、現実的な折衷案があります。

「とりあえず動いてヨガを楽しむこと」と
「パーソナルで身体の癖を修正すること」を同時に行う
のです。

パーソナルセッション(あるいはピラティスやスポーツ整体など)で、
プロに自分の身体の癖を見てもらい、
体幹の剛性を保つ筋群の「スイッチ」を入れてもらう。

そして、そこで得た感覚を、
日々のヨガのプラクティスに還元する。
これは最低限やった方がいいです。

それをやらずに、お腹がゆるゆるのまま
アシュタンガヨガの激しい動きだけを続けていたら……
いつか必ず怪我しまっせ!

【皆さんに質問です】

ヨガのクラスで「バンダを引き上げて」
「お腹を使って」と言われても、
「正直、どこに力を入れればいいか全然わからない!」と
思ったことはありませんか?
ぜひコメント欄で、皆さんの「悩み」を教えてくださいね。

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