「自分で物事を切り開ける方」とアシュタンガヨガは相性がいい。

実は・・・

アシュタンガヨガは、エアロビクスやバレトンのようなフィットネスプログラムよりは、パーソナルトレーニングに近いと感じます。

前者は生徒が「受動的」
先生や周囲が自分を動かしてくれるので楽だし、楽しい。
先生は生徒をリードする役割。
ただ、その動きをするのに先生や周囲の環境が必須。

後者は生徒がやや「能動的」
生徒自身が動かなければ、筋肉は育たない。
先生というか、トレーナーは生徒をやる気にさせ、エラーがあれば正し、筋肉を育てるためのお手伝いをする。

アシュタンガヨガは、ヨガとつくので、他のヨガプログラムと同じく、
フィットネスプログラムと混同されることが多い気がします。
なので「アシュタンガヨガをやりたくて来ました!」という人以外は
「受動的」な方が多い印象があります。
(これは打ち出し方のミスでもあります…反省)

パーソナルトレーニングに近いアシュタンガヨガに足りないものは?

話を戻して、パーソナルトレーニングに近いアシュタンガヨガ。
ただ、他のパーソナルトレーニングと比べて、
伝え方が圧倒的に感覚頼みなのが危険だなと思っています。

よく言われている「5年やってから、10年やってから指導できる」。
このような経験年数ベースでも指導者として立つべきではないと考えています。
「成果を上げた野球選手がそのまま指導者になる」・・・
これと近しい話がアシュタンガヨガ界隈では起こっている気がしています。
上手な人の感覚と、そうではない人の感覚は異なります。
私は”そうではない人”側で、体育の授業を含めた運動指導を受けてきたので、本当にそう思います。
なので、"そうではない人"側に軸を置いた指導をしないと、心理的にも身体的にも怪我をさせる可能性がある。

何が言いたいのかというと、
アシュタンガヨガ指導をするならば、
体に対する最低限の知識、キューイングの幅を持つべき
だということです。
生徒さんにとって本当に良い指導を心掛けたいものですね。

※なお、私がアシュタンガヨガに対して感じる諸々の憤り(?)は私の師匠に対する批判ではなく、師匠はできているからこそ感じることです。