あなたは淡路島を目指すのか?大阪湾を目指すのか?
結論
どこを目指すのかはその人の自由。が先生と生徒で目指すべき方向が違うとハレーションが生まれる
背景
先日、アシュタンガヨガに詳しい鍼灸師の先生とお話しする機会がありました。
そこで面白いなと思ったのは、「淡路島を目指していると
思ったら、なぜか福井の方面に進んでいたり、大阪湾で納得せざるを得ないことが多々起こりえる」ということ。
これは2つの側面があると理解しています。
- そもそも目指すべき方向が違うパターン。
- 同じ方向を目指しているのにも関わらず、体の使い方を誤ってしまい、怪我のためその方向に行くのを断念せざるをえないパターン。
まず1つ目について。
先生は例えばスピリチュアル的な部分を目標とされアシュタンガヨガを実践しているのに対し、
生徒は運動不足解消のツールと思って取り組んでいるとします。
これはそもそもアシュタンガヨガの目的が違いますよね?
よくアシュタンガヨガのシーンで起こることかと思います。
真剣に取り組んでいる方でもそれぞれ目的が違う。
(初心者が多いなら先生と生徒さんの目的は大きく違いますしね)
そして2つ目。
アシュタンガヨガは割と「足先・指先」の指示が多いです。
例えば、ウッティタトリコナーサナ。
「親指を掴んで」と言われると、股関節やら胸椎やらのアライメントが崩れることが多々あります。
これは極端な例ですが、他にも微細な体の動かし方の違いで本来意図している動きとは別の動きをしていることがあります。
しかもそれには自分では気が付きにくい。
さらにマイソールでも先生は多数の生徒を見ているので、気が付きにくい。
そんな中、毎日練習を続けていたら最終的にはどうなりますか?
体に不具合が出始めることがあるかもしれませんよね。
そうなると、根本的に体の使い方を見直さないといけないのですが、
それに気づいたりアドバイスできる方はほぼいないと思います。
この2つの目的地の違いがあるかと思います。
後者は生徒が体について詳しくなったり、他の体に詳しい先生に聞くことで回避できるかもしれません。
根深いのが1つ目。。。
先生とコミュニケーションをして、「私とあなたは違う」と伝えるべきなんですが・・・これがまたまた難しい。
生徒も発信するのが難しいし、先生としたら「じゃあ別のところに行って下さいね」と言ってしまうこともできる。
気付き
鍼灸師の先生とお話して、私はアシュタンガヨガを教える立場としてどうしていきたいのか、考えています。
1つ目がまさに今頭を悩ませているところです。
そして2つ目は私が明確に提供したいポイントになります。
将来1対1で体を見て、生徒さんの怪我を少なくできるようなアシュタンガヨガを提供したいと考えています。
そのために学び続けていく所存です。

